シネ丼の投稿フォームにINできなくなったので…

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そこにいないひとが最愛。
たかが世界の終わり
グザヴィエ・ドラン監督(2016年  カナダ/フランス)

グザヴィエ・ドランの映画は『トム・アット・ザ・ファーム』しか見てなかったし、彼の新作だから見なきゃ!と云う想いはなかった。が、このタイトルに惹かれてうっかりあらすじを2行読んでしまった。余命幾許もない主人公が長年会ってない家族に伝える為に帰省するのだが全然云えない…みたいな感じの。
このタイトルで、このあらすじ!?めっさ見たい!と想ったら、グザヴィエ・ドランだった。

さて、あらすじ通り主人公は十数年ぶりに帰省する。家を出たときは子供だった妹は大人になっている。まったく相いれなかったであろう兄は嫁を連れている。そして、母親は相変わらず過ぎるほど相変わらずだった。
云えるのか?云えないのか?
すったもんだ(ここがこの映画の肝なので何も云わないよ)して…
兄が弟を駅まで(?)車で送ることになる。
兄は、頗る美しい弟(自分も負けてはいないと思っているだろうが。)、都会で暮らし作家として成功している(映画を見て推測)弟、こんな小さな村で同性愛者で同じ村のピエールくんと××で噂になって大騒ぎになった(映画を見て推測)弟が忌々しくて堪らない。ふたりきりで車に乗っているが、弟に話すことなんか何もない兄がそんな弟を凹ましてやろうと(思って云ったのだと想う。)最近ピエールが病気で亡くなったと云った。なんと!merci!兄貴!死ぬのが不安じゃなくなった!だって、ピエールに会えるんだものっ!(って、思ったと想う。)そして、たかが世界の終わり。納得。

2017年に見に行った映画の中で断トツのBest1になった。何年でも引きずるけど、元カレが亡くなってるからだとは想う。しかし、原作になってる戯曲のタイトルは『まさに世界の終わり』。このままだったら見なかった…と想うと恐ろしい。グザヴィエ・ドランに感謝しかない。

*絵に描いた(犬暦の1月)のは、いちばん好きなシーン♪

[2017.7.27 早稲田松竹にて]

2018年1月30日記

色玉《赤》満腹幸福


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